寒くなると、なんだか身体がかゆくなる方が多いようです。
それって寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)ではないですか?
寒冷蕁麻疹は、水や風などの自分の身体の温度よりも冷たいものを浴びると、皮膚が赤みを帯びて腫れやかゆみを発症します。
逆に身体が冷えている時に急に温められて発症する場合もあります。
どちらも寒い時期に起きやすいです。
寒冷蕁麻疹はその名の通り、原因は「寒冷」です。
原因が分かっているので、予防は簡単!
寒冷を避けることです。
体表の温度をできるだけ一定に保つようにしましょう。
寒い時期の外出は、身体を急激に寒くさせないように服装に気を付けます。
マフラーや手袋を使用して、肌の露出する場所を極力少なくする方がいいです。
入浴後に冷えて起きる場合も少なくありません。
お風呂でしっかり温まったら、素早く着替えて身体を冷まさないように注意しましょう。
また、身体が濡れているとあっという間に冷えてしまいます。
お風呂上がりはもちろんですが、雨で濡れたり、運動後に汗をかいた時なども濡れたままにならないように対処しましょう。
かゆみが出てしまった際、一般的な蕁麻疹であれば冷やすことでかゆみを抑えたり、紛らわせることができますが、寒冷蕁麻疹は別です! 温度変化によって起こるかゆみなので、冷やすのも温めるのもやめておきましょう。 体温と同じぐらいに温まると蕁麻疹はだんだん治まってきます。
蕁麻疹が酷い場合には病院で薬を処方してもらった方がいいかもしれませんが、まずは自分でできる予防策を実践してみましょう!
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